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◆主と共に生きる◆信徒の証し

NO.085  2019.02.10

■私を生かせる賛美■ 『Bless the Lord』

 

私は2013年9月に東京ホープチャペルで洗礼を受けました。教会に通うようになり、仲間が養育や弟子学校を受けているのを見てうらやましく思いましたが、自分の仕事上日曜休みがないため、受講できないことに苛立ちを感じていました。受洗から3年後、スキルアップのため上京しましたが、自分の弱さを知りとても落ち込みました。自分を励ますために毎日礼拝の動画を見て、賛美を聞き、御言葉を読みましたが、何も変わらず、 私を助けてくれるものはないのだと思いました。体調不良が続き、体重が減り、眠れなくなり、 やる気もなくなりました。そのうち、たまに教会仲間がくれるメール、言葉をすべて否定的に 捉えるようになりました。いつからか教会の仲間を心の中で攻撃するようになり、行くのも 嫌いになりました。そして、私が霊的に成長できないのは教会のせいだと思うようになり、 新しい教会を探していました。
2018年3月に退職し、同年9月、いよいよ東京ホープチャペルへお別れの挨拶をと、牧師先生に連絡を取りお会いしました。私が先生にたくさんの愚痴を話すと、先生は「よく言ってくれましたね」と受け止めてくださいました。その時、自分の固い心が柔らかくなっていくのを感じました。その後に先生から「まずは、自分と神様との柱を築くために養育を受けてみたらどうですか」と提案され、すぐに「はい」と返事をしました。急な展開でしたが、不思議と迷いはありませんでした。
養育には一日一時間以上の祈り、聖書購読、御言葉の書き写しの課題がありました。まず、祈りは今までしていなかったため、急に一時間祈ることは無理だと思いましたが、クラスが始まって2週目には一時間祈れるようになりました。聖書購読は最初は意味も分からず、活字を追うだけで辛かったのですが、諦めずに読みました。御言葉の書き写しは聖書を開き、御言葉を書くことが新鮮で楽しかったです。立美先生は講義の中で、御言葉を使って祈りをすることを教えてくださいました。私も講義で知った御言葉を用いて見様見真似で祈りをすると、祈りが力強くなることを感じました。
養育を受け始めてから、私の中に否定的な感情があることや、他人の悪いところを見つけると心の中で攻撃する癖があることに気づき、何度も悔い改めをしました。そして今、考え方や物事の捉え方が少しずづ変えられてきたと思います。わかりやすいしるしがなくても神様はいる、今まさに神様は働かれていると思えるようになりました。また、教会の仲間にも感謝できるようになりました。こんなに失礼な私を追い出すことなく迎えてくれて、本当に感謝しています。今では学びの悩みに答えてくれる素晴らしい仲間です。私もいつか、悩みを聞き、答えられる側になりたいです。
私は何となく洗礼を受けたと思っていました。できる看護師になりたくて東京に来ましたが、挫折しました。信仰生活もうまくいかず、もう何もかも終わりだと思っていましたが、受洗から5年の時を経て、神様は私に養育の学びのチャンスを与えてくださいました。私が選んだと思っていましたが、神様が私を選ばれました。私が拒んでも、神様は一緒にいてくださいました。自分で選んだ道だと思っていましたが神様が導いてくださり、さらに神様の側へと迎えてくださいました。今回私の愚痴を聞き、養育を提案してくださった牧師先生、授業をしてくださった立美先生に心から感謝します。これからも学びを続け、貢献できるよう努めていきます。神様の大きな祝福と導きに感謝し、栄光をお返しします。
だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古い人は過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました、(コリント第二5:17)(和田 奈弓)

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