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◆主と共に生きる◆信徒の証し

NO.319 2023.08.13

■黙想エッセイ

 

私たちが困難に陥ったときに覚えるべきことは、「神様の時」です。イエス様が何度も教えられたことも、「神様の時」でした。私たちは、神様の時まで待たなければなりません。しかし、待っている間、霊的沈滞や不安が私たちを苦しめ、不信仰へと追いやることがあります。最終的にそれに打ち勝たなければ、神様の時が来て状況が変わっても、報いを受けられないかもしれません。感謝と全き従順の姿勢が神様の時を繰り上げる例はあっても、怒りをもって大声で叫ぶことによって神様の時が短縮されたことはありません。
パウロは自分の決定権を主に委ね、平安を味わいました。人生における決定権を主に委ねたパウロにとっては、死ぬ時まで、だれに、どのように主のことばを伝えるのかが重要な問題となりました。人はある一瞬の考えによって、ひどく惨めになったり、卑怯になったりもします。あのパウロでさえも、いつも大胆だったわけではなく、彼の心の中にも妥協という誘惑があったことでしょう。しかし、すべての決定権を主に委ねたため、彼は恐れの中でも立ち上がり、堂々と使命を担って歩み続けることができました。どのような状況でも主が最高のものを与えてくださるという信仰、それがパウロの勝利の秘訣でした。

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