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2024.04.28

「愛にあふれる交わり」 使徒の働き 2章36―43節  西田育生牧師

 

私達の教会の八大価値のうちの三番目は「一つになる愛の交わり」です。現代は愛に飢え渇いていますので教会では愛に溢れる交わりがなされることが必要です。私たちの目指すモデルは初代教会と言えます。
ペテロの説教が人々の心を刺し、悔い改めたことから始まります。「・・・神が今や主ともキリストともされたこのイエスを、あなたがたは十字架につけたのです。」(使徒2:36)ペテロははっきりと「イエスを十字架につけたのは宗教指導者だけではない、彼らを受け入れたあなたたちにも責任がある」と説教しました。それを聞いていた人々は悔い改めたのです。さらにぺテロは「・・・それぞれ罪を赦していただくために、悔い改めて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば賜物として聖霊を受けます。」(使徒2:38)と続けます。これには「悔い改め、洗礼を受ければ聖霊が受けられる」という信仰のステップが書かれています。
「悔い改め」とは後悔することとは違い、自分中心の生き方から神中心の生き方へ方向転換することで教会の土台となっています。「時が満ち、神の国が近づいた。悔い改めて福音を信じなさい。」(マルコ1:15)はイエスの宣教の最初の言葉です。日々生き方の方向を点検しましょう。それには罪の自覚が必要なのです。
「洗礼を受ける」ことは水に入って古い自分に死に、そして新しい自分としてよみがえることです。イエスの十字架の死とよみがえりを体験することです。そうすれば聖霊を受けられるというのです。「この約束は、・・・私たちの神である主が召される人ならだれにでも、与えられているのです。」(使徒2:39)聖霊は特別な人にだけ与えられるのではありません。悔い改めてイエスを信じる者には誰にでも与えられます。
初代教会では「彼らはいつも、使徒たちの教えを守り、交わりを持ち、パンを裂き、祈りをしていた。」(使徒2:42)とあります。ここには4項目のクリスチャンのライフスタイルが書かれています。
一つ目は「使徒の教えを守り」です。これは神の言葉を思い巡らし生活の中にみ言葉を生かすことです。「生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な霊の乳を慕い求めなさい。・・・」(Ⅰペテロ2;2)乳飲み子が母の乳を吸うようにみ言葉をいただきましょう。黙想やデボーションが必要です。「喜んでいる者たちとともに喜び、泣いている者たちとともに泣きなさい。」(ローマ12:15)とありますが、人の心に寄り添い、共感しましょう。イエスならどうするだろうか、というのがヒントになるでしょう。み言葉を生活に活かすにはどうしたらいいか思い巡らしましょう。
二つ目は「交わり」とあります。キリストを中心とした交わりです。単なる茶話会とか親睦会とは違います。イエスの光の中を歩んでいるような交わりで主が喜ばれるような交わりです。そこには喜び、愛、証しがあふれています。悪口や人への批判でありません。キリストが聞いておられるという意識を持って話すようにしましょう。
三つ目は「パンを裂き」であり、これは聖餐式のことです。「これはあなたがたのための、わたしのからだです。わたしを覚えて、これを行いなさい。・・・この杯はわたしの血による新しい契約です。飲むたびにわたしを覚えて、これを行いなさい。」(Ⅰコリ11:24-25)パンはキリストの体の象徴、ぶどう酒はキリストの血の象徴です。キリストがご自分の身を割いて命を捧げて下さったことを意識して聖餐式を行いましょう。
四つ目は「祈る」ことです。「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、すべての理解を超えた神の平安が、あなた方の心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」(ピリピ4:6-7)祈りの力によって聖霊が働かれるので何よりも祈ることが大切です。祈りは神との交わりです。祈ることで神の御業が現れるのです。
初代教会では「すべての人に恐れが生じ、使徒たちによって多くの不思議としるしが行われていた。」(使徒2:43)とあります。私たちもそうなりたいものです。愛にあふれる交わりを実践していきましょう。

 

≪分かち合いのために≫

  1. 悔い改めに導かれていることはありますか。
  2. 神の御業の信仰生活に導かれるのに4つの本質の中で、チャレンジすべきことはありますか。

 今日の暗唱聖句

 

「彼らはいつも、使徒たちの教えを守り、交わりを持ち、パンを裂き、祈りをしていた。すべての人に 恐れが生じ、使徒たちによって多くの不思議としるしが行われていた。」 (使徒の働き2章42節~43節)

 

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