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2021.01.10

「何のために生きるか」  ローマ1章1節―7節  西田育生牧師

 

ローマ人への手紙は、言わば、信仰の基本コースと弟子コースをまとめた事が書かれていると言っていいでしょう。ですからローマ人への手紙を学ぶことは大切です。異邦人クリスチャンだけではなく、ユダヤ人クリスチャンに対しての手本も書かれています。今日は3つのポイントを押えたいと思います。
第一に何のために生きているのかというパウロの召命です。パウロの姿を見ながら自分は何のために生きているのかを考えてみましょう。「キリスト・イエスのしもべ、神の福音のために選び出され、使徒として召されたパウロから。」(ローマ1:1)ここには「キリストイエスのしもべ」「神の福音のために呼び出された」「使徒として召された」ことがパウロのアイデンティティでした。それがはっきりしていたのでパウロはどの様な状況でも立場が明確でした。それでは私達は何のために生きているかと問われたらどう答えるでしょうか。神の作品として生を受けたのですから造られた目的が私達にはあるはずです。しかし、多くの人は目的を分からないでいます。でも、今、明確で無くても、御言葉に触れることで明確にされていきます。その一つに「神の賜物と召命は、取り消されることがないからです。」(ローマ 11:29)とありますが、これはある一時期だけ選ばれたのではなく、生涯にわたって私達は神のしもべとして召されたのです。直接キリストに出会ったわけではありませんが、キリストに召されたしもべとされた事はパウロと同じです。祈りながら召された者としての使命を担っていきましょう。パウロは異邦人のための伝道者として召され、しもべとされた自己認識がありました。だれでも救われたということは召されたということです。大げさに考えずにまず出来るところから始めてみましょう。始めは小さくても徐々に拡大されていきます。目の前の今日というこの一日。今できる働きを忠実に働かせていただこうという生き方に、神は次に拡大させるよう働かれます。貴方らしく神がくださった召しと賜物を受けて、忠実にそこで花を咲かせる歩みをしてみましょう。 
第二に福音の理解です。「―――この福音は、神がご自分の預言者たちを通して、聖書にあらかじめ約束されたもので、御子に関するものです。御子は、肉によればダビデの子孫から生まれ、聖なる霊によれば、死者の中からの復活により、力ある神の子として公に示された方、私たちの主イエス・キリストです。」(ローマ1:2-4)パウロはこのイエスを体験する事で救われました。福音の理解を知識として聖書から得ることも大切ですが、パウロはこのイエスに出会ったという体験を伝えたかったのです。日々の生活の中で生きておられるイエスを体験してください。歴史上のイエスでも、聖書に書かれているイエスでもなく、リアルに私の内に働いておられるイエスを体験することで神の御業が起こってきます。イエスは単に個人の主だけでなく、旧約聖書に預言され、神の壮大な御計画によってこの世に来られました。私達が立つべき福音とは旧約聖書に預言され聖書を通して私達に語られたイエス・キリストのことです。
第三に福音を伝える目的です。「この方によって、私たちは恵みと使徒の務めを受けました。御名のために、すべての異邦人の中に信仰の従順をもたらすためです。その異邦人たちの中にあって、あなたがたも召されてイエス・キリストのものとなりました―――」(ロマ 1:5-6)信仰生活は神に従順して生きることです。しかしこの世のほとんどの人は神に不従順に生きています。イエスを信じることによって神の従順に立ち返り、神の前に従順に生きる様になることです。あらゆる国の人達がイエス・キリストの救いを受け入れキリストに従う生活ができるよう、そしてクリスチャンが神に従順な生活になるように、イエスを信じていない人が悔い改めてイエスを信じるようになることが福音の目的です。ローマに居るクリスチャン達もキリストのものとなっていることを再認識するようにとこの手紙が書かれました。
私達も神のみ前に自分が何のために生かされているかの自己認識を明確にし、福音とはイエス・キリストとの出会いであり、神に従順に生きその務めを果たしていくこと。それがパウロのいう使命でした。私達はどうでしょうか。今年一年、自分なりの考えと自覚を持って神の御前に歩むものとなりましょう。

 

≪分かち合いのために≫

  1. 神様によって選ばれ、救われ、召されたという確信がありますか。
  2. あなたにとって福音とはどのような意味がありますか。
  3. このコロナ禍でどのようにイエスキリストを証しできるでしょうか。

 

 今日の暗唱聖句

 

「この方によって、私たちは恵みと使徒の務めを受けました。御名のために、すべての異邦人の中に信仰の従順をもたらすためです。」 (ローマ人への手紙 1:5)

 

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