>>バックナンバー一覧

 ■ルカの福音書  2/10/2019

 

人々がこれらのことに耳を傾けているとき、イエスは、続けて一つのたとえを話された。それは、イエスがエルサレムに近づいておられ、そのため人々は神の国がすぐにでも現れるように思っていたからである。それで、イエスはこう言われた。「ある身分の高い人が、遠い国に行った。王位を受けて帰るためであった。 (ルカ福音書19:11-12)

 

取税人ザアカイの救いは周りの人たちに大きな驚きをもたらしました。人々の目に罪びとであり、救われようもない男に見えたザアカイが鮮やかに変えられ、自らの財産をだまし取った人たちや貧しい人たちに施すと言い出したのですかから。神の国がすぐにでも来るように思っても無理からぬことでした。
それに対してイエスは一つのたとえを話されます。それは身分の高い人が王位を受けて帰ってくる話でした。この身分の高い人とはイエスキリストのことであり、王位を授けるのは神様ということができます。
身分の高い人は自分の財産を管理するように10人の僕たちに財産を預けて出発するという話となっています。この10人の僕たちとはこの話を聞いている人たちであり、キリストに神の国を期待している人たちのことでしょう。
確かに神の国は近づいてきてはいるのです。しかし、待ち望む人たちが、神の国が来るまでになすべきことがあることをイエスは示しておられるのです。それは神様から委ねられているものに対して忠実に生きるということです。
神様はどのようなものを私たちにゆだねられているのでしょうか。第一に私たちはいのちを預かっています。神に生かされているのです。生かされているのは神が委ねらえているものに対して忠実に生きるためです。それを使命と言い換えることができるでしょう。
与えられたいのちを通して神の国の到来のために働いていくことが求められるのです。自分勝手に自己中心に生きるのではなく、神の栄光を表す生き方。そのことが神の国を待ち望む人たちの生き方なのです。

 

>>バックナンバー一覧