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 ■ルカの福音書  5/19/2019

 

イエスは宮で民衆を教え、福音を宣べ伝えておられたが、ある日、祭司長、律法学者たちが、長老たちといっしょにイエスに立ち向かって、イエスに言った。「何の権威によって、これらのことをしておられるのですか。あなたにその権威を授けたのはだれですか。それを言ってください。」(ルカ福音書20:1-2)

 

祭司長、律法学者、長老と言われる人たちは、エルサレム神殿の統治者であり、管理者でした。いわば宮のすべてを手中に収めている権威者たちでした。彼らにとってイエスの言動は不快極まりないことであり、権威失墜の危惧を覚えていたのです。そこでイエスに「何の権威によって、これらのことをしておられるのですか。あなたにその権威を授けたのはだれですか。」と迫ったのでした。イエスの発言次第ではイエスを訴える理由を見出せるかもしれないと思ったのでしょう。 彼らは、自分たちこそ権威者であり、宮でのあらゆる行為に許認可を発することができると思っていたのです。
イエスは自分たちに断りや許可も得ないで、勝手に教えをしている。それは許しがたいことでした。しかし、多くの聴衆がイエスの話を聞きたいと思い、イエスを信奉していましたので、極端な排除や実力行使はかえって自分たちの不利益になると考えたのです。そこで持ち出したのが、だれの権威によって宮で教えているのかと問いただしたのでした。
権威とは神から賦与されるものであって、地位や立場が権威をもたらすのではありません。しかしこの世の中では、地位が力を持ち、お金の力で人を支配したり、するのです。しかしそれらは神の権威の対極にあるものです。
神の権威とは、人を救い、病をいやし、人々の罪をあからさまにする真の力といえます。イエスはこの神の権威に立脚していました。私たちも神の権威に第一に従うものとなりましょう。人の権威を恐れることはないのです。

 

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