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2022.09.18

「あなたの手にあるものは何か」

 

主は彼に言われた。「あなたが手に持っているものは何か。」彼は答えた。「杖です。」(出エジプト4:2)

 

JTJ宣教神学校が創立30周年を迎えます。明日、19日祝日にウェスリアン・ホーリネス淀橋教会において30周年記念礼拝が午後2時より開催されます。今まで数多くの牧師、伝道師、主の働き人を生み出してきた神学校の働きは本当に素晴らしいものがあります。
「日本人の救いは日本人の手で」「いつでも、どこでも、だれでも」これらのスローガンのもとJTJは30年間宣教者を生み出す働きをしてこられました。
かつて、JTJの教授でもある中野雄一郎先生が箱根で開催した教会のバイブルフェロシップで講師を務めてくださったことがありました。その時に言われれた勝利の秘訣を今もはっきりと覚えています。先生は「勝つコツは、コツコツ!」です。と先生らしい言われ方で表現されていました。確かにシンプルで当り前のことですが、この当たり前のようなことがなかなかできないのです。
誰かが目新しいことをするとそちらに目が行き、また違う働きが出てきてこれがいいというとそちらに気持ちが向く。今まで日本の教会は外国から輸入された伝道方法をそのまま取り入れ実践しようとしました。しかし、なかなか実を結ぶことはできませんでした。もちろんそれぞれとても素晴らしい伝道方法だと思いますが、日本の文化や日本の状況にいかに適用していくかという視点を忘れていると、なかなかうまくいかないということが起こるのです。そうなるとこれはダメだとすぐやめる。そんなことが繰り返されてきたのです。
もう一度私たちは足元をしっかりと見つめ、神様が自分に与えてくださっている強みや賜物は何かを見出して、それを祈りの中で用いていくことが求められているのではないでしょうか。
JTJ宣教神学校も30年間の間には様々なところを通らされました。批判する人もいました。しかし、30年間続ける中で、神様は素晴らしい働き人を生み出してくださったのです。「木はその実によって知らるべし」とありますが、結ばれた実を見れば、神学校が果たしてきた役割はとても大きなものがあったと言えます。
イスラエル人をエジプトの奴隷生活から解放するために用いられたモーセは神様の召命になかなかすぐには応答できませんでした。自分の失敗や性格を見ていたからです。自分はエジプト人に追われている逃亡者だ。どもりで言葉の人ではない。もう80歳だ。自信がない。次々と彼は自分の不足を並べたてました。
そんなモーセに神様は「あなたが手に持っているものは何か。」と問われます。彼は「杖です。」と答えるのでした。神様はモーセが羊を飼うために何十年と使っていたその杖を使って神様の奇跡をおこなうと約束してくださったのです。紆余曲折の末、モーセは重い腰を上げて従っていくのでした。
自分自身を見れば足りない所ばかりでしょう。しかし神様にはそれは問題ではないのです。あなたの持てるもので神様に従うかどうか。それが問われているのです。従っていけば、必ず神様は道を開いてくださいます。

「勝つコツはコツコツ」です。ローマは一日にして成らずというではありませんか。あなたの勝利の一歩が今日から始まるのです。コツコツ続けていきましょう。あなたのできることを継続していきましょう。主の勝利はあなたから始まるのです。

 

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