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 ■使徒の働き 9/18/2022

 

彼らが使徒たちを連れて来て最高法院の中に立たせると、大祭司は使徒たちを尋問した。「あの名によって教えてはならないと厳しく命じておいたではないか。それなのに、何ということだ。おまえたちはエルサレム中に自分たちの教えを広めてしまった。そして、あの人の血の責任をわれわれに負わせようとしている。」しかし、ペテロと使徒たちは答えた。「人に従うより、神に従うべきです。(使徒5:27-29)

 

宮でメッセージを語っている弟子たちは再び当局者たちに連行され、今度はサンヘドリンと言われるユダヤ人の最高法院に立たたされることになります。この最高法院はすべての権威が集約されている最高議会ですので、議会が招集されたことにより事の重大さが見て取れます。
 議員たちは、イエスの名を使って教えるなと言明したのに、どうして逆らうのか。また、エルサレム中に自分たちの教えを広めてしまった。さらにはイエスを処刑した責任を自分たちに追わせようとしている。と弟子たちの行動を責めています。しかし責めることによって、自ら弟子たちの影響力の大きさと脅威を認めていることになってしまっているのです。これ以上弟子たちの影響力やイエスの名が広まることを抑えようと躍起になっているのです。
 議員たちは、本質的になぜイエスの名を使ってはいけないのか。なぜそれが違反になるのかということには言及していません。ただ、事態を収めるための場当たり的対応しかできていないのです。
 それに対して弟子たちは「人に従うより、神に従うべきです。」と、神に従って行動することを言明するのでした。彼らのおかれた状況を考えれば、外的な圧迫や脅威は尋常なものではなかったでしょう。かつて彼らはイエスを見捨てて逃げてしまった苦い経験していました。しかし、今回は、自分たちが裁判の主役ではありましたが、はっきりと間違ったことはしていない、神に従っているということを表明したのでした。神に従っていることを聞いては、議員たちも、群衆のことを考えると、これ以上事を大きくしないほうが良いと考えるようになるのでした。

 

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